イノベーションのアイデアを生み出す七つの法則

サイエンス、エンジニアリング、医学の分野でイノベーションのアイデアを生み出しやすい環境とはどういうものか、進化論からのアナロジーを含め、七つの法則・因子(章ごと)を掲げてわかりやすく説明した科学読み物です。
七つの法則は法則1:隣接可能性、法則2:液体ネットワーク、法則3:ゆっくりとした直感、法則4:セレンディピティ、法則5:間違い、法則6:外適応、法則7:プラットフォーム。 全体の著者の主張は、コラボレーションを誘発する雑談、意見の交流の重要性を説き、アイデアに突然の閃きなどなく、「ゆっくりとした予感」による既存テクノロジー、既存プラットフォームをベースにした個別要素のネットワーク

本を読み進めると、一つ法則があるとすれば、一つのところに注目せずに、たくさんの環境をごちゃ混ぜにすることか。だけど、そうじゃない場合もあり、固有の法則があるようには思えない。

発見はあまりにもそれぞれ固有だ。あるのは、発見に気づくことができて、それを引っ張っていくことができること。要は、それに対する愛がどれだけ深いのか、ということによる。