身体拡張は前段がある

教養としてのテクノロジーを読んだ。

いろいろな議論がされているが、特にあまり聞かない分野の中で、圧倒的に面白いのが身体拡張について

身体拡張

日本がファンタジー寄りならば、アメリカやシリコンバレーはシリアスよりです

これがどういう文脈の言葉かというと、日本人は高齢者にスーツを着せるような感じ、アメリカ人は不老不死、という感じのようだ。

だけど、それ以前に人間は今ある身体資産を利用できているのか。俺が人生で一番興味がある分野はそこにある。
アップルヘルスケアなんかだと、マインドフルネス、睡眠、歩数、なんかが立ち並ぶけれど、その人は本当に人本来の身体を使えているのか。毎朝ウォーキングだなんだと行って両手を振り上げてブンブン歩いている人を見かけるけど、それは身体への冒涜だ。

デカルト的な心身二元論を脱却していない。

パワードスーツだ、医療だ、なんだって、ズレていると思っている。そもそも人間は二足歩行をはじめて発生したたくさんのバイオメカニクス的課題をクリアしていない。