Lightning Networkを使った取引所
考えをまとめておく。Lightning LabsのBryan Vuが書いているドキュメントがあった。
https://docs.google.com/document/d/1r38-_IgtfOkhJh4QbN7l6bl7Rol05qS-i7BjM3AjKOQ/edit
現状、オンチェーントランザクションの殆どは取引所に関係するものであって、これらをlightningに乗せることは劇的なトランザクションコスト改善の可能性を提供する。 Lightning Networkの機能から考えて、2つの案がある。
- 取引所間の構築
- ユーザとの構築
取引所間の構築
取引所間で直接payment channelを開いて、ユーザに送金機会を提供する。 欠点は、取引額、送金先取引所、アカウントが漏れることである。
ユーザとの構築
ユーザと取引所で直接payment channelを開く。 この方法では取引所へのデポジット額をへらすことができ、プライバシーレベルも向上する。 ただし、ユーザが自身でnodeを管理する必要があるため、複雑性が上がる。
必要要素
各取引所が固有で準備すべきものと、共有できるものがある。
- Node管理
- LND gRPC
- Wallet Controll lnd interface
- アカウントIDの管理規定
発展
潜在的には、ユーザは自身のwalletから直接取り引きを実施できるようになる。 これはuxをシンプルにする可能性があるとともに、セキュリティ対策にもなる。
Public Nodeとの接続
まだPublic Nodeの接続が十分でないため難しいが、中間のnodeを介してchannelが開ければ、取引所、ユーザ間を超えた支払いにも使えるようになる。